皮下脂肪がついている部位(腹部やヒップ・太ももなど)から注入に必要な量だけ脂肪を取り除き、気になる部分に注入してボリュームアップする方法です。
吸引した脂肪は、余分な水分をこして濃縮した状態で目的の部位に注射器で注入します。
脂肪の定着率を高めるため、脂肪吸引で取った脂肪を濃縮した状態で気になる部分に注入します。注入した部分にしこりが残らないよう、少量ずつ分散して注入することで、大きなしこりになるリスクを最小限に抑えます。
神経や血管の損傷を少なくするために生理食塩水に止血剤を混ぜた溶液を使用しています。当院では、局所麻酔で手術を行います。局所麻酔は、全身麻酔と比べ、身体の負担が少なく、危険性を最小限に抑えます。止血剤により、内出血の量が最小限に抑えられます。
たくさん脂肪がついている腹部やヒップ・太ももなどから注入に必要な量だけ脂肪を取ります。
脂肪吸引の手術と異なり、注入に必要な量だけ脂肪を吸引するので、吸引する範囲は狭く、傷は1ヶ所のみです。
ただし、胸とヒップはたくさんの量が必要なので、脂肪吸引の手術と全く同じ手術になります。
注入箇所 | 効果 |
---|---|
頬・ こめかみ・ 目の上 |
加齢に伴って目立つ頬のコケやこめかみ・目の上の窪みを改善し、若々しい印象になります。 |
目の下 | 目の下に脂肪を入れることで、クマが目立たなくなります。 |
唇 | うすい唇を厚みのあるふっくらとした魅力的な唇にすることができます。 |
顎 | 後退したあごを前に出し、輪郭を整えます。 |
ヒップ | 垂れ下がったヒップの下の部分を吸引し、上の部分に注入することでヒップアップを行うことができます。 |
胸 | バストのボリュームアップや左右差を整えることができます。詳細はこちらの豊胸(脂肪注入法)をご覧ください。 |
Before
After
Before
After
Before
After
直後
1週間後
1ヶ月後
顔の脂肪注入の場合
約1~2時間
局所麻酔をして治療を行います。
局所麻酔で少しチクッとする痛みがありますが、我慢できる程度です。手術中の痛みはほとんどありません。
手術後1~2時間して麻酔がきれてくると、吸引部と注入部に鈍痛が出ますが、痛み止めで治まる程度です。
吸引部は、内出血が少量の場合が多く、1週間程度で消えていきます。
注入部は、注入用の針が血管に当たると出血したり、内出血として赤くなることがありますが、1〜2週間で紫色から黄色になり消えていきます。
内出血が多めの場合は、3週間程度で自然に消えていきます。※個人差あり
吸引部は、一般の脂肪吸引の手術に比べると吸引量が少ないため、腫れは少ないです。注入部は、1週間で5~8割の腫れが引いて1~2ヶ月で仕上がります。
注入する脂肪の量により腫れの出方は異なります。たくさん注入すると腫れは強くなりますが、控えめに注入すると腫れは少ないです。
術後は、ご自分の足で歩いて帰れますが、手術当日は家で安静にして下さい。
顔の脂肪吸引を受けられる方は、術後にフェイスバンドをご自宅でつけていただきます。必要であれば帽子やマスクをご用意ください。
吸引部は、ガーゼを当ててテープを貼っていますので、3日間濡らさないで下さい。
ガーゼは4日目に剥がして下さい。薬のついたテープのみ抜糸まで剥がさないで下さい。シャワーは4日目から可能です。
注入部は、翌日からシャワー(洗顔)可能です。
1週間後に吸引部の抜糸に来院していただきます。
日常生活やデスクワークは翌日から可能です。
激しい運動やアルコールは1週間後より可能です。
腫れ・手術中の痛み/術後の内出血/化膿/だるさ/熱感/痒み/むくみ/凸凹/しこり/違和感/異物感/しびれ
発熱がある場合や妊娠中及び全身状態に問題がある場合など、手術により何らかの悪影響が出る恐れがある場合は、手術をお受けできないことがあります。
ヒップの脂肪注入の場合
約3時間
局所麻酔をして治療を行います。
局所麻酔で少しチクッとする痛みがありますが、我慢できる程度です。手術中の痛みはほとんどありません。
手術後1~2時間して麻酔がきれてくると、吸引部と注入部に鈍痛が出ますが、痛み止めで治まる程度です。
少量の内出血がありますが、1~3週間程度で自然に消えていきます。※個人差あり
1週間程度で5割の腫れが引き、1~2ヵ月程度で仕上がります。
吸引部は数mm程の小さな赤い傷になっていますが、数ヶ月~半年で白くやわらかくなり目立たなくなります。注入部は針の穴だけなので、1週間程度赤みがありますが自然に消えていきます。
1週間後に吸引部の抜糸に来院していただきます。
日常生活やデスクワークは翌日から可能です。
激しい運動やアルコールは1週間後より可能です。
腫れ・手術中の痛み/術後の内出血/化膿/だるさ/熱感/痒み/むくみ/凸凹/しこり/違和感/異物感/しびれ
発熱がある場合や妊娠中及び全身状態に問題がある場合など、手術により何らかの悪影響が出る恐れがある場合は、手術をお受けできないことがあります。
カウンセリングでは、現在の状態を確認し、お悩みに対して適切な治療法をご提案いたします。気になることは何でもご相談ください。
※カウンセリングと手術は別日でご予約をお取り下さい。
手術当日、患者様のご希望をもう一度確認し、施術部位にマーカーで印をつけていきます。
局所麻酔を行い、痛みを軽減させます。極細の注射針を使用しますので麻酔の際の痛みも最小限に抑えられます。
豊富な経験と技術をもった医師が責任を持って施術を行います。手術中は麻酔が効いているため、痛みはほとんどありません。
手術後、吸引部を圧迫するためにサポーターを付け、休憩室で10分程安静にしていただきます。
その後、体調が問題なければそのままご帰宅いただけます。
手術から1週間後に抜糸にご来院して頂きます。
脂肪注入 |
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こめかみ |
132,000円(税込) |
目の上 |
176,000円(税込) |
目の下 |
220,000円(税込) |
唇 |
154,000円(税込) |
顎 |
154,000円(税込) |
頬 10㏄ |
176,000円(税込) |
頬 20㏄ |
220,000円(税込) |
ほうれい線 |
132,000円(税込) |
尻 |
385,000円(税込) |
脂肪注入PRP |
55,000円(税込) |
※自由診療となります。
脂肪を注入した箇所にしこりは残りませんか?
筒井 康文院長からのアンサー
しこりが発生する原因は、乱雑な注入が一番多く、この場合は大きなしこりになります。また、脂肪に繊維が多かったり、硬かったりした場合、小さなしこりになる場合があります。
当院では細かく少量ずつ分散して注入しますので、大きなしこりになることはほとんどありません。
顎の形成は脂肪注入よりもプロテーゼのほうがいいですか?
筒井 康文院長からのアンサー
確実にボリュームを出したいのであればプロテーゼの方がおすすめです。1年程度の持続でよければプチ整形(ヒアルロン酸)もボリュームアップします。
当院は大阪心斎橋に開院し35年以上経ちますが、経験上、顎の脂肪注入は、頬や額など他の部位よりも脂肪の定着率が低い傾向があると思います。
血液検査は必要ですか?
筒井 康文院長からのアンサー
脂肪注入の手術をされる場合は、肝機能や腎機能等を知るため必ず血液検査を受けて頂いています。
脂肪吸引の傷跡はどのようになりますか?
筒井 康文院長からのアンサー
数ミリの小さな傷なので半年くらいで白く目立たなくなることが多いです。 肌質によっては、色素沈着が残りやすい人もいます。1年経っても残っているような場合は、レーザーで治療することもあります。
美容外科での失敗を多く耳にしますが、リスクはありますか?
筒井 康文院長からのアンサー
どのような手術にも多かれ少なかれリスクはあり、100%完璧な手術はありません。脂肪吸引や脂肪注入における失敗例としましては、不均一に吸引した結果、でこぼこになったりすることが挙げられるかと思います。これは術者の技術と経験によるところが大きいと思います。
当院は、昭和63年に開院し、その間3000例以上吸引の手術を手の力だけで時間をかけて丁寧に行っています。その結果医療事故や大きな失敗も無く、ほとんどの方に満足していただいていることを自負しています。