カニューレという吸引管と吸引器を用いて皮下脂肪を除去する方法です。
直径2ミリ程の極細吸引管を、皮膚に開けた穴に通して脂肪を吸い出します。脂肪細胞自体を取り除くため、リバウンドのリスクが非常に低いことが最大の魅力です。
当院では「手の力」のみで脂肪吸引を行っています。手の力のみで行うことで、瞬時に吸引力の微調整がしやすく、フェイスライン・ふくらはぎのようなカーブした部分も綺麗に吸引することができます。さらに、直径2ミリの極細吸引管を使用することで、細かなデザインが可能になり、患者様の理想の身体に近づけます。
「吸引機械」を使用しない理由
一般的には「吸引機械」を使用しているクリニックがほとんどです。しかし、機械の力で強引に脂肪を吸い取ろうとするため仕上がりに左右差が出たり、皮膚に近いところのように脂肪を少し残しぎみに吸引した方が良い部分の脂肪も取り除いてしまう恐れがあります。
直径が太い吸引管を使用しない理由
直径が太い吸引管を使用することは術者にとっては非常に楽で、短時間で吸引できます。逆に直径2ミリの極細吸引管を用い、さらにハンドで吸引すると手術に時間がかかるだけでなく、腕の筋肉疲労をはじめ全身の体力が消耗されます。
しかし、仕上がりのことを考えると直径2ミリの吸引管を使用することが患者様にとって一番満足度が高いと考え、極細吸引管を使用しています。
脂肪吸引は、一度に何ヶ所も吸引し大量の脂肪を除去するようなことをしなければ、一般的には危険な手術ではありません。当院では、局所麻酔で手術を行います。局所麻酔は、全身麻酔と比べ、身体の負担が少なく、危険性を最小限に抑えます。局所麻酔には、「極量」という安全の目安になる範囲があり、それを超えると局麻中毒や、ショックを起こす危険が出てきます。安全面を最優先し、適切な麻酔量で多数の経験をもとに手術を行います。
最初に、導入剤を筋肉注射します。これにより少し眠くなりますが、呼べば目が覚める状態です。注射後、神経や血管の損傷を少なくするために生理食塩水に止血剤を混ぜた溶液を皮下脂肪層に入れて十分膨らませ、吸引しやすくします。麻酔の痛みは、麻酔の仕方によって大きな違いが出てきます。当院では、まず、細く短い針で数箇所注射し、麻酔が効き始めてから、長い針で麻酔液を脂肪層に注入していき、上からマッサージしながら周囲に浸潤させます。
吸引箇所 | 傷口 |
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①ほほ | 上唇と下唇の合わさった少し内側 |
②あご | おとがい、左あご |
③二の腕 | 肘の少し上 |
④腹 | 左右横腹、へそ(場合による) |
⑤内太もも | 脚の付け根と膝の上部内側 |
⑥二の腕とわき後部 | わきの後上部 |
⑦腰 | 腰中央よりの部分、腰外側下方 |
⑧ヒップ下部~太もも後面 | ヒップと太もも外側部 |
⑨ふくらはぎ | ふくらはぎ中央部と、外側・内側 |
手術前にインディバを受けることで脂肪組織が柔らかくなり、脂肪組織が吸引しやすくなります。
また、手術後の内出血・腫れの早期軽減や皮膚の硬直・凸凹感の軽減に繋がります。
Before
After
1週間後
1ヶ月後
6ヶ月後
Before
After
1週間後
1ヶ月後
6ヶ月後
Before
After
Before
After
Before
After
Before
After
約1~2時間
局所麻酔をして治療を行います。
局所麻酔で少しチクッとする痛みがありますが、我慢できる程度です。手術中の痛みはほとんどありません。
手術後1~2時間程すると局所麻酔がきれてきて打ち身のような鈍痛が出てきます。1週間後には、痛みは半分以上軽減します。
1〜2週間で紫色から黄色になり消えていきます。
脂肪が多く内出血が多めの場合は、3週間程度で自然に消えていきます。※個人差あり
1週間程度で半分位腫れが引き、1ヶ月で9割位引いていきます。仕上がりは2~3ヶ月位です。
(※部位によって異なる)腫れを早く引かせるために、吸引部をしっかりと圧迫することが大切です。
術後は、ご自分の足で歩いて帰れますが、手術当日は家で安静にして下さい。 顔の脂肪吸引を受けられる方は、術後にフェイスバンドをご自宅でつけていただきます。必要であれば帽子やマスクをご用意ください。
ガーゼを当ててテープを貼っていますので、3日間濡らさないで下さい。シャワーは4日目から可能です。入浴は1週間後、抜糸が終わってから可能です。
ガーゼは4日目に剥がして下さい。薬のついたテープのみ抜糸まで剥がさないで下さい。
1週間後に抜糸に来院していただきます。
日常生活やデスクワークは翌日から可能です。
激しい運動やアルコールは1週間後より可能です。
腫れ・手術中の痛み/術後の内出血/化膿/だるさ/熱感/痒み/むくみ/凸凹/しこり/違和感/異物感/しびれ
発熱がある場合や妊娠中及び全身状態に問題がある場合など、手術により何らかの悪影響が出る恐れがある場合は、手術をお受けできないことがあります。
カウンセリングでは、現在の状態を確認し、お悩みに対して適切な治療法をご提案いたします。気になることは何でもご相談ください。
※カウンセリングと手術は別日でご予約をお取り下さい。
手術当日、患者様のご希望をもう一度確認し、施術部位にマーカーで印をつけていきます。
最初に、眠たくなる薬剤を注射してから局所麻酔を行い、痛みを軽減させます。極細の注射針を使用しますので麻酔の際の痛みもほとんど抑えられます。
豊富な経験と技術をもった医師が責任を持って施術を行います。手術中は麻酔が効いているため、痛みはほとんどありません。
手術後、圧迫するためにサポーターを付け、休憩室で10分程安静にしていただきます。 その後、体調が問題なければそのままご帰宅いただけます。
手術から1週間後に抜糸にご来院して頂きます。
脂肪吸引 |
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顎 |
165,000円(税込) |
頬 |
165,000円(税込) |
顎+頬 |
275,000円(税込) |
二の腕 |
330,000円(税込) |
二の腕 追加 |
165,000円(税込) |
腹 |
275,000円(税込) |
腹 追加 |
165,000円(税込) |
背中 |
275,000円(税込) |
腰 |
275,000円(税込) |
尻 |
275,000円(税込) |
太もも |
330,000円(税込) |
太もも 追加 |
220,000円(税込) |
ひざ |
165,000円(税込) |
ふくらはぎ |
330,000円(税込) |
ふくらはぎ+足首 |
440,000円(税込) |
足首 |
165,000円(税込) |
※自由診療となります。
脂肪吸引をするとその部分は太らないのですか?
筒井 康文院長からのアンサー
脂肪吸引した部分は、脂肪の数が減っていることと、脂肪層にできた傷が固くなっていることで、脂肪層に少し残された脂肪細胞が肥大しようとしても肥大できない為、吸引した部分は太りにくい状態になります。
血液検査は必要ですか?
筒井 康文院長からのアンサー
脂肪吸引の手術をされる場合は、肝機能や腎機能等を知るため必ず血液検査を受けて頂いています。
脂肪吸引の傷跡はどのようになりますか?
筒井 康文院長からのアンサー
数ミリの小さな傷なので半年くらいで白く目立たなくなることが多いです。 肌質によっては、色素沈着が残りやすい人もいます。1年経っても残っているような場合は、レーザーで治療することもあります。
脂肪吸引後、立ち仕事はいつからしても大丈夫ですか?
筒井 康文院長からのアンサー
術後は、吸引部をサポーターで圧迫して頂いています。3日目位からですと立ち仕事を行う事は可能ですが、重い物を持ったり、激しく動いたりするようなお仕事は、1週間位控えて頂いた方が良いかもしれません。
太ももの脂肪吸引の料金は太もも全体の料金ですか?
筒井 康文院長からのアンサー
当院では、局所麻酔で手術を行なっているため太ももの脂肪吸引は一度に全周はできません。内側・後面・前面と最低でも3回の手術が必要になります。
二の腕の脂肪吸引は1回で前周脂肪を取ってもらえますか?
筒井 康文院長からのアンサー
当院では、二回に分けて行っています。
一般的に二の腕として吸引している部分は、下に垂れ下がっている部分です。上部は、上腕二頭筋で膨らんでいることが多く、脂肪は少ない場合が多いです。
太ももの脂肪吸引を何回かに分けて行う場合、どのくらい間隔をあけたらいいですか?
筒井 康文院長からのアンサー
何回かに分けて行う場合、間隔は最低1週間あけていただいています。
頬の脂肪吸引をすると、数年後顔が痩せこけたようになると聞いたのですが、どうでしょうか?
筒井 康文院長からのアンサー
顔の脂肪吸引は、取り扱う部分が脂肪層のみで、骨や筋肉は触りません。
開院して35年以上になりますが、当院で顔の脂肪吸引をされた方で、10年以上経って頬がこけてきたという訴えは現在のところ一例もありません。ただし、40歳以上の方で頬の脂肪吸引をすることは、たるみの原因になることがあるため、あまりお勧めはできません。
美容外科での失敗を多く耳にしますが、リスクはありますか?
筒井 康文院長からのアンサー
どのような手術にも多かれ少なかれリスクはあり、100%完璧な手術はありません。脂肪吸引における失敗例としては、不均一に吸引した結果、でこぼこになることが挙げられます。これは術者の技術と経験によるところが大きいと思います。
当院は、昭和63年に開院し、その間3,000例以上吸引の手術を手の力だけで時間をかけて丁寧に行っています。その結果医療事故や大きな失敗も無く、ほとんどの方に満足していただいていることを自負しています。