吸引した自分の脂肪を用いてバストアップを図る治療です。
脂肪を取ってすっきりさせたい部分がある人や異物を入れるのに抵抗がある方に適した方法です。
脂肪吸引と同時に行うため、プロポーションバランスを改善するという意味において、まさに一石二鳥の手術です。
脂肪の定着率を高めるため、脂肪吸引で取った脂肪を濃縮した状態で気になる部分に注入します。注入した部分にしこりが残らないよう、少量ずつ分散して注入することで、大きなしこりになるリスクを最小限に抑えます。
当院では「手の力」のみで脂肪吸引を行っています。
一般的には「吸引機械」を使用しているクリニックがほとんどです。しかし、機械の力で強引に脂肪を吸い取ろうとするため仕上がりに左右差が出たり、皮膚に近いところのように脂肪を少し残しぎみに吸引すると良い部分の脂肪も取り除いてしまう可能性があります。手の力のみで行うことで、瞬時に吸引力の微調整がしやすく、カーブした部分も綺麗に吸引することができます。また、直径2ミリの極細吸引管を使用することで、細かなデザインが可能になります。さらに、神経や血管を傷つけにくく術後の痛み、腫れ、内出血を軽減することができます。
最初に、導入剤を筋肉注射します。これにより少し眠くなりますが、呼べば目が覚める状態です。
導入剤の注射後、生理食塩水で希釈した麻酔薬に止血剤を混ぜた溶液を皮下脂肪層に入れて十分膨らませ、吸引しやすくします。その結果、神経や血管の損傷を少なく抑えることができ、痛み、内出血も最小限にすることができます。
麻酔の痛みは、麻酔の仕方によって大きな違いが出てきます。
当院では、まず、細く短い針で数箇所注射し、麻酔が効き始めてから、長い針で麻酔液を脂肪層に注入していき、上からマッサージしながら周囲に浸潤させます。
Before
After
Before
After
1週間後
1ヶ月後
2回目2ヶ月後
Before
After
約3時間
局所麻酔をして治療を行います。
局所麻酔で少しチクッとする痛みがありますが、我慢できる程度です。
手術中の痛みはほとんどありません。注入時は圧迫される感じがあります。
手術後1~2時間程すると局所麻酔がきれてきて、吸引部及び胸に鈍痛がありますが、痛み止めで治まる程度です。1週間後には、痛みは半分以上軽減します。
1~2週間で紫色から黄色になり消えていきます。多く内出血が多めの場合は、3週間程度で自然に消えていきます。※個人差あり
吸引部も胸も手術直後は腫れがあります。
どちらも1週間で半分位の腫れが引き、仕上がりの目安は約1~2ヶ月後です。腫れを早く引かせるために、吸引部をしっかりと圧迫することが大切です。
術後は、ご自分の足で歩いて帰れますが手術当日は家で安静にして下さい。
ガーゼを当ててテープを貼っていますので、3日間濡らさないで下さい。シャワーは4日目から可能です。入浴は1週間後、抜糸が終わってから可能です。ガーゼは4日目に剥がして下さい。薬のついたテープのみ抜糸まで剥がさないで下さい。
1週間後に抜糸で来院していただきます。
日常生活やデスクワークは翌日から可能です。
激しい運動やアルコールは1週間後より可能です。
腫れ・手術中の痛み/術後の内出血/化膿/だるさ/熱感/痒み/むくみ/凸凹/しこり/違和感/異物感/しびれ
発熱がある場合や妊娠中及び全身状態に問題がある場合など、手術により何らかの悪影響が出る恐れがある場合は、手術をお受けできないことがあります。
カウンセリングでは、現在の状態を確認し、お悩みに対して適切な治療法をご提案いたします。気になることは何でもご相談ください。
※カウンセリングと手術は別日でご予約をお取り下さい。
手術当日、患者様のご希望をもう一度確認し、施術部位にマーカーで印をつけていきます。
最初に、眠たくなる薬剤を注射してから局所麻酔を行い、痛みを軽減させます。
極細の注射針を使用しますので麻酔の際の痛みも最小限に抑えられます。
豊富な経験と技術をもった医師が責任を持って施術を行います。
手術中は麻酔が効いているため、痛みはほとんどありません。
手術後、圧迫するために吸引部にサポーター付け、休憩室で10分程安静にしていただきます。
その後、体調が問題なければそのままご帰宅いただけます。
手術から1週間後に抜糸にご来院して頂きます。
脂肪注入 |
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胸 初回 |
440,000円(税込) |
胸 追加 |
330,000円(税込) |
※自由診療となります。
術後の腫れや回復は大体どの程度でしょうか?
筒井 康文院長からのアンサー
手の力のみで吸引を行なっているため、神経や血管のダメージを最小限に抑えることができます。吸引機で行う方法よりは、痛みや内出血も少ないので術後の生活も過ごしやすいかと思います。
手術当日と翌日の2日間、安静にして頂ければ、3日目から立ち仕事が可能だと思います。家事やデスクワークは翌日から行なっておられる方がほとんどです。バストと吸引部の腫れは、1週間で半分程度引き、残りの腫れは1~2ヵ月かけて徐々に引いてきます。
脂肪吸引をするとその部分は太らないのですか?
筒井 康文院長からのアンサー
脂肪吸引した部分は、脂肪の数が減っていることと、脂肪層にできた傷が固くなっていることで、脂肪層に少し残された脂肪細胞が肥大しようとしても肥大しにくい環境になっているため、吸引した部分は太りにくい状態になります。
胸の脂肪注入は凹凸ができやすく、しこりも残りやすいと聞いたのですがどうでしょうか?
筒井 康文院長からのアンサー
注入した脂肪は一時期硬くなりますが、数ヶ月経つと柔らかくなります。当院では、注入時ひとかたまりで入れるのではなく、少量ずつ分散して注入しています。また、注入後脂肪をマッサージして周囲の組織とよくなじませるようにしているので大きな「しこり」として残るようなことはほとんどありません。
脂肪注入で凹凸になりやすい部分は目の周囲の皮膚の薄い部分に入れた場合です。頬や胸は凹凸になることはほとんどなく、実際にバストの脂肪注入で凹凸になったケースは一例もありません。
当院では、バストへの脂肪注入は約1,000件以上の実績があります。安心してお任せ下さい。
150ccの注入を2回する場合と、100ccの注入を2回する場合でしたら、どちらが定着しやすいですか?
筒井 康文院長からのアンサー
150ccと100cc位でしたら生着率に差はほとんどないと思われます。400cc~500ccを全身麻酔で何ヶ所かから吸引して一度に注入しようとすると、死んでしまう脂肪の割合が多くなるように思います。
脂肪の生着率はどのくらいですか?
筒井 康文院長からのアンサー
体型や脂肪率、注入した脂肪の量や質、バストの状態によって異なります。
注入した脂肪の10~50%位が生着しますが、経験上、30%位の生着の人が多いです。
当院では、1回の治療で約130~150ccの脂肪を注入しています。1回の手術で十分な量がとれない場合は、数ヵ月後に別の部分から吸引して追加注入することも可能です。
一回の施術で2カップアップ又はそれ以上望めますか?
筒井 康文院長からのアンサー
胸の脂肪注入は患者様の身体の脂肪量に大きく結果に影響する手術です。少ししか取れなければ見た目には全く変化は見られませんし、たくさん取ることができれば1サイズは変化が見られます。
当院では、局所麻酔で手術をおこなっておりますので、一度に吸引できる範囲に限りがあります。1回の手術では腹部なら腹部のみ、内太ももなら内太もものみ、ヒップならヒップのみの吸引になります。そこで十分な脂肪が取れなかった場合は、他の部位から吸引し追加注入することも出来ます。
徐々に元の大きさに戻ってしまうことがありますか?
筒井 康文院長からのアンサー
術後直後は水分で腫れている状態ですから、仕上がりは術後のふくらみからすると、三分の一位になります。カウンセリングの際に、いろいろなタイプのモニター写真をみていただいて説明しています。一度生着した脂肪は5年もしくは、それ以上生き続けるように思います。
豊胸手術はどのような手順でおこなわれますか?
筒井 康文院長からのアンサー
局所麻酔で、吸引箇所を2ミリほど切開し、細い吸引管を入れて脂肪を吸引します。直径2ミリの極細吸引管を使用し、手の力のみで吸引しているので仕上がりもきれいで傷跡も小さいのであまり目立つことはありません。
取れた脂肪の水分をこして、脂肪だけの状態にしたものを、注射器でバストの皮下脂肪層に少量ずつ分散して注入します。バストには注射器の針の穴が何箇所かあるだけですので、傷跡はほとんど残りません。一週間後、吸引した部分の抜糸に来院していただきますが、もし来られない場合は溶ける糸を使用しています。