大人だけじゃない!子供も悩むワキガ・多汗症について

 

皆様、こんにちは。

大阪・心斎橋ツツイ美容外科の麻です。

 

暑い季節で気になるのが『汗』!

汗をかく量やニオイに悩んだり、ワキガ?多汗症?と疑ったことがあるの方はいらっしゃるのではないでしょうか。こういった悩みは大人だけでなく、子供も同じです。

ある程度の年齢であれば、自身で調べて対策などもできますが、子供にとっては難しく、特に周囲の目線が気になる年頃の子供であれば深刻な悩みに陥ってしまう可能性があります。人に相談しにくいデリケートな内容ですので周囲の大人の協力も必要です。

今回は、子供のワキガ・多汗症に関する原因や対応法など詳しくご説明したいと思います!

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ワキガ・多汗症について

ワキガとは?

ワキガは、正確には「臭汗症(しゅうかんしょう)」「腋臭症(えきしゅうしょう)」という名前の症状。脇から発せられる強いにおいが特徴です。

汗腺には「アポクリン汗腺」・「エクリン汗腺」と2種類あり、ワキガの原因は「アポクリン汗腺」が活発に働くことからと言われています。このアポクリン汗腺は、主に自分のにおいをアピールするフェロモン発生のための汗腺で、脇の下や耳周辺や内部、乳首、性器周辺など限られた部位に存在し、その数には大きな個人差があります。また通常の汗は「エクリン汗腺」から分泌され、汗臭くなることはありますが、ワキガ特有のにおいにはなりません。それではなぜ、アポクリン汗腺の汗は強いにおいになってしまうのでしょうか?

においの原因

アポクリン汗腺から分泌された汗には、尿素・アンモニア脂肪・鉄分・色素・蛍光物質などの成分が含まれており、粘り気のある白みがかった汗です。また空気に触れると変質しやすい性質も持っています。実はこの汗自体にはにおいがなく、強いにおいになってしまうのは、皮膚上にある皮脂腺から分泌される脂肪分や、エクリン汗腺から分泌される汗が混ざり、それが皮膚や脇毛の常在細菌に分解されることが原因と考えられています。

多汗症とは?

続いて「多汗症」は、その名のとおり汗をたくさんかいてしまう症状のこと。人は体温が上がりすぎないように汗をかいて、熱を発散する仕組みをもっているので、汗をかくこと自体はごく普通のことです。しかし多汗症は、体温の調節が必要のない時にも多量の汗をかいてしまうのが特徴で、日常生活に支障をきたすほど汗の量が多いです。特に、脇の下・手の平・足の裏など汗腺が密集している箇所は症状が出やすい部位になります。多汗症に悩む人は、男女共に差がなく、年代も思春期から中年世代と幅広いものとなっています。

原因と種類

多汗症には、「原発性多汗症」と「続発性多汗症」2つの種類があります。

原発性多汗症は明確な原因は特定されていませんが、ホルモンバランスの乱れや遺伝、生活習慣の乱れも多汗症の要因になりうると考えられています。

また、続発性多汗症は、何らかの病気が原因となっているため、病気の治療を先に行うことが必要です。循環器・中枢神経の疾患などの病気、内分泌異常や代謝異常の病気は併発しやすいと言われています。一例としては、甲状腺機能亢進症(バセドー病)、糖尿病、褐色細胞腫糖尿病、急性リウマチ、生殖器障害、結核、末端肥大症が挙げられます。

ワキガの汗と多汗症の汗は別物

分泌される汗腺が異なるため、ワキガの汗と多汗症の汗は別物です。またワキガの原因となるアポクリン汗腺の数は生まれ持った1つの体質なので、この数が少ない人はいくら汗をたくさんかいても強いワキガのにおいがすることはありませんが、アポクリン汗腺が多くワキガ体質の人は、エクリン汗腺からもたくさんの汗をかくことがあるのでワキガと多汗症が同時に起こる可能性もあります。

子供のワキガ・多汗症について

子供のワキガについて

冒頭でもありましたが、ある程度の年齢になればワキガの知識もあり、誰かに相談したり対策することできますが、まだ思春期前の子供となるとそれが難しいのです。周囲も過剰に反応してからかったり「くさい」と露骨に言ったりもする年頃なので、子供はワキガの意味もわからないまま深く傷ついてしまう可能性があります。

ワキガは一つの体質であって不潔だからにおうというものではないのですが、子供にはなかなか理解できず、不潔だといってイジメなどの対象になってしまうこともあるようです。本人も自分は不潔だと思い込み、人に近づくのが怖くなったり、不登校になってしまう恐れもあるほどです。そのため、正しい知識を持ち対応をすることが重要になります。

子供のワキガと遺伝の関係

ワキガは、生まれ持った汗腺の数の多さが関係しています。実はこの汗腺の数を左右する大きな要素は親からの遺伝です。親がワキガ体質だから必ず子供もワキガ体質になるわけではありませんが、高確率で受け継がれるようです。

子供のワキガが低年齢化

ワキガは、原因となるアポクリン汗腺と性ホルモンとの影響により、一番発達し活性化する思春期頃から始まると言われてきました。たしかにワキガは大人のイメージがあるかと思います。しかし近年では食生活の変化により子供の栄養状態もよく、肉体的な成長が早くなっています。そのため思春期の年頃にもワキガのにおいが目立つようになっているのが現状です。いつからワキガが発症するかは個人差がかなりあるかと思います。

子供のワキガの対応法

親としては、自分の子供がそういう事態になってしまったら…と心配ですよね。どのように対応すると子供にとってよいかご説明します。

●親が過剰な反応をしないようにする

心配で仕方がないと思いますが、親がにおいに神経質な反応をすると、子供は余計に「自分はくさいんだ、くさいのはいけないことなんだ」とコンプレックスを深め、親にも心を閉ざしてしまう恐れがあります。もしも親の方が先に子供のワキガに気づいたとしても、子供本人が自覚するまでは無理に消臭クリームなどをすすめるのではなく、下着を消臭効果の高いものに変えたり、消臭作用のある洗濯洗剤を使ったりしながらそっと見守ってあげましょう。家族全員が使う入浴用の石けんやボディーソープを消臭効果のあるものに変えるのもいいでしょう。親も同じものを使うと、子供も特別な意識をせずにすみます。

●親自身が知識や理解を深めておく

子供が自分のワキガに気づいたり、学校で指摘されたりして相談をしてきたときは、やみくもに反応せずに、ワキガは一つの体質であることを冷静に説明し、対策をすれば大丈夫なことを伝えて安心させてあげましょう。親自身がワキガに対する正しい知識を持ち理解を深め、対策法や治療法を調べておくと、過剰な心配をせず子供にアドバイスができます。また専門医に相談するのも1つの手です。一番身近な親に理解してもられると子供にとって強い心の支えとなります。

思春期子供の多汗症について

続いて、特に暑くなくても常にたくさんの汗をかいてしまう多汗症。その発症メカニズムは詳しく解明されていませんが、発症時期は13歳から18歳の思春期に多いと言われています。大人であっても、様々な不便や悩みを感じることは多いです。精神的にデリケートで、学校での集団行動も多い思春期の子どもにとってはなおさら深刻な悩みを抱えてしまいがちです。大人とは違った対処が必要です。

子供の多汗症特有の悩み

人にどう見られるかを一番気にしがちな年頃である思春期の子供となると、悩みはもっと深刻になります。学校生活においては、服装や行動の制限が多いので汗への対処が難しく、周囲もちょっとしたことで反応してからかわれることもあります。また多汗症は気にすれば気にするほど汗をかきやすくなる傾向があるので、悪循環で症状が悪化してしまう恐れもあります。

 具体例 

 

・人にからかわれるのではないかと不安になる

・汗が気になり、授業や行事に集中できない

・学校生活では頻繁に着替えれず、汗ジミや臭いが気になる

・プリントやノートが汗で湿ってしまう

・共有で使うものに汗をつけてしまうのが気になる

・不潔に思われないかが気になり、対人関係に消極的になる

・人と手をつなぐことにも抵抗があり、恋愛やコミュニケーションができない

子供の多汗症の悩みが与える心身への影響

心身ともに発育途中の大切な時期にこのような状態にあると、心にも体にも様々な影響を及ぼしてしまう可能性があります。人にどう思われるかについて気にしすぎることが続くと、対人恐怖症、自己臭恐怖症といった心の不調に発展したり、それがストレスとなって食欲不振や体調の崩れが起こる場合があります。また同じ思春期の子どもといっても個人差があり、深く気にせずオープンに過ごせる子もいれば、多汗症が登校拒否の原因になるほど深く傷つく子もいます。その子に合わせた対応が必要になります。

子供の多汗症の対応法

またワキガの対応法と重複する点はありますが、以下の内容が前提としておいてください。

 具体例 

 

・本人にとっては深い悩みであることを理解する
・多汗症はよくある病気であって、恥ずかしいとか汚いとかいうものではないことを説明する
・吸水速乾消臭に優れた下着を使うようにする
・着替えやタオルを準備して持っていくようにする
・理解のありそうな先生や友人に事情を話しておく
・クリニックへ、一緒に相談に行ってみる

 

まずは、子どもが相談しやすいような雰囲気をつくってあげましょう。「やけに汗をかいているな」と気が付いたら、何か悩んでいることはないかを聞いてみてあげ、また子供から相談された場合は、「たかが汗くらいで…」と流さないようにしましょう。かといって大人の方が過剰に反応してしまうと、かえって本人も汗に敏感になってしまいますので「ちゃんと対策をすれば大丈夫だよ」というスタンスで悩みに寄り添い、安心させてあげることが大切です。また悩みが深い場合には、専門のクリニックで相談してみましょう。

ワキガ・多汗症の治療法について

ワキガ・多汗症治療を検討されている方には、ビューホットをおすすめいたします。

 

 

ビューホットは、切らないワキガ・多汗症治療高周波の熱エネルギーで汗や臭いの元である汗腺(エクリン汗腺・アポクリン汗腺)を熱凝固させ破壊し、働きを抑えることで汗や臭いを減少させるものです。メスを使用しないため、日常生活に支障が及ばず、傷跡の心配もほとんどなく治療を受けて頂けます。

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また多汗症の方はボトックス注射での治療もおすすめです。

ボトックス注射は交感神経から伝達される汗を出す信号をブロックします。エクリン汗腺の働きを抑えることで多汗症の治療として有効性が確認されています。ワキガの方はアポクリン汗腺に原因があるので両方にアプローチできるビューホットが適応になります。

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ワキガ・多汗症治療の料金

ツツイ美容外科ビューホット料金は以下のとおりです。当院ではお得なセットプランもご用意しております。

 ビューホット料金 

 

・ワキガ

料金:330,000円(税込)

・スソワキガ

料金:385,000円(税込)

・チチガ

料金:220,000円(税込)

 

◆セットプラン◆

・家族でお悩み解消!家族2名(両ワキ)

料金:561,000円(税込)

・ワキガ+スソワキガ 2点

料金:643,500円(税込)

・ワキガ+チチガ+スソワキガ 3点

料金:748,000円(税込)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

もしかしたら子供がワキガ・多汗症で悩んでいるかもしれません。正しい知識を身につけ、子供にとって最善の対応をとってあげましょう。

また親だけで抱えこまず、ワキガ治療を専門に扱っているクリニックに相談してください。

 

ワキガ・多汗症治療はぜひ、大阪・心斎橋ツツイ美容外科にお任せください。

気になる方はお気軽にお問合せください。

この記事はツツイ美容外科院長が監修しています

院長 筒井 康文

医療法人
ツツイ美容外科院長筒井 康文

国立佐賀大学(旧佐賀医科大学)医学部卒業。名古屋掖済会病院の救命救急の現場で研修後、大手美容外科にて美容外科治療を修得。昭和63年8月、大阪心斎橋に開業。現在、大阪ミナミにある美容外科では1番の老舗。平成23年5月、大丸心斎橋店そばに移転し現在に至る。多くの患者様の診療を通して、見た目の変化により自信を持って前向きに生きる手助けができていることを実感。患者様の心に寄り添い、医療としての美容外科・美容皮膚科を目指します。

医療法人ツツイ美容外科院長筒井 康文

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