こんにちは。
ツツイ美容外科、院長の筒井です。
今日は
" 埋没法二重術のデザイン "
の続きをお話しします。
私はデザインを大変大事にしています。
デザインで9割程 二重のラインは
決まると考えているからです。
ですから、手術時間と同じくらいの
時間をかけて デザインを行なっています。
今までに 色々な埋没法のやり方を
自分で工夫しながら取り組んできました。
より自然で
腫れが少なく 取れにくい埋没法
現在 主に行なっている方法は
2箇所固定の6点留めです。
2本の糸を使って小さな穴を
1本の糸につき3つずつ開けます
片方の目に2本の糸で6つ穴を開けて固定します。
目頭の端から目尻の端まで幅広く
糸で固定することで二重のラインに強弱のムラができず、
全体的に均一に同じ強さの二重の溝ができるようになります。
左右の幅が同じになるように、6点全て まつ毛からの距離と
点と点との距離を左右同じに計測し、誤差がないようにします。
目頭の一番内側の点の位置がデザインの出発点になります。
ご希望のラインによってその位置は当然変わってきます。
当院で埋没法の手術を受けられた方は覚えているかと思いますが、
デザインの際に必ず天井の赤い印を見ていただいています。
これはまぶたの緊張を適度な状態に保つ為です。
目を閉じた状態で計測すると左右の誤差が
出やすくなるので 目頭の内側の点のみ
そのようにしています。
また、まつ毛からの距離は 上瞼の皮膚を
十分伸ばした状態で計測しています。
緩んだ状態で計ると 左右の緩み具合が異なり
幅が違ってくるからです。
患者様によっては左右の瞼における皮膚の伸びが異なる場合があります。
アイプチ等で皮膚がかぶれて厚くなっている場合も
伸びにくいことがあります。
そのような場合は十分伸ばした状態の位置と
緩めた状態の位置の中間の位置で
ラインを決めることもあります。
それでも左右で脂肪の量や たるみの量
上眼瞼挙筋(まぶたを挙げる筋肉)の強さに
違いがあることもあるので
それらも含めて最終調整をして
デザインを行なっています。
2017.03.08
ツツイ美容外科院長がお届けしています。
医療法人
ツツイ美容外科院長筒井 康文
国立佐賀大学(旧佐賀医科大学)医学部卒業。名古屋掖済会病院の救命救急の現場で研修後、大手美容外科にて美容外科治療を修得。昭和63年8月、大阪心斎橋に開業。現在、大阪ミナミにある美容外科では1番の老舗。平成23年5月、大丸心斎橋店そばに移転し現在に至る。多くの患者様の診療を通して、見た目の変化により自信を持って前向きに生きる手助けができていることを実感。患者様の心に寄り添い、医療としての美容外科・美容皮膚科を目指します。
医療法人ツツイ美容外科院長筒井 康文