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院長ブログ

【 ホクロ治療 】 ~良性と悪性の区別~

◆ ほくろ除去 ◆

 

こんにちは。

ツツイ美容外科、院長の筒井です。

 

北から強い寒波が南下し、寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

今回は、当院のホクロ治療についてお話しします。

 

 

◆◇ホクロ治療1◇◆

 

ホクロの治療でまず最初に確認しないといけないのは、

悪性のもの(悪性黒色腫)でないかどうかの鑑別です。

 

悪性黒色腫は急に大きくなったり、形がいびつであったり、色に濃淡があったり、

出血しやすかったりする傾向があります。

また、手のひらや足の裏のホクロは、ダーモスコープという特殊な拡大鏡を使って診断をします。

 

 

SONY DSC

【ダーモスコープ】

 

ほとんどのホクロは良性ですが、一部に悪性の疑いのあるものもあります。

そのような場合は、その部分を切除して、組織検査に出します。

検査の結果良性であれば、それで終了ですが、悪性であった場合は、もう少し広い範囲を切除します。

 

ほとんどのホクロは良性ですので、あまり心配されなくても大丈夫だと思いますが、

中に一部、悪性のものも可能性としてはありますので、当院では、肉眼で診て、

また、ダーマスコープで診察して悪性の疑いのある場合は組織検査をお勧めすることがあります。

 

 

◆◇ホクロ治療2◇◆

 

当院のホクロ治療の特徴は、

いかにキレイにホクロを取り除いていくかということを第一に考えて行っている点です。

 

平らなホクロはQスイッチアレキサンドライトレーザーを使用しています。

 

このレーザーは黒い色にのみ反応します。

ホクロ以外の正常な細胞は傷つきにくいので、傷跡が残りにくく、キレイな仕上がりになります。

隆起したホクロの場合は、隆起部分は炭酸ガスレーザーで削って平らな状態にします。

 

次に、皮膚の中にある深部の色素については、Qスイッチレーザーで除去します。

そうすることで、少しでも綺麗に隆起ホクロを治療することができます。

 

炭酸ガスレーザーは水に吸収される性質がありまして、ホクロの黒い色だけではなく、

正常な細胞にもダメージを与えます。

ですから、一般的にはホクロの治療で炭酸ガスレーザーを使うと火傷跡が残りやすくなります。

 

炭酸ガスレーザーで敢えて少しでも綺麗にホクロを治す場合は、

浅めに照射して、深部まで一度に焼かずに複数回に分けて治療する必要があります。

 

それでも、Qスイッチレーザーよりは跡は残りやすくなると思います。

浅いホクロの場合は、炭酸ガスレーザーでもキレイに取れるかもしれませんが、

深いホクロは多かれ少なかれ火傷跡が残ってしまう傾向があるように思います。

 

 

炭酸ガスレーザーはグレードがありまして、一般的に通常よく用いられている炭酸ガスレーザーは、

レーザーを照射した、周囲への熱の伝導が強く正常な細胞へのダメージが強くなりがちです。

スーパーパルス炭酸ガスレーザーは、照射時間が短いので、周囲組織へのダメージがより少なくなります。

 

さらに、ウルトラパルス炭酸ガスレーザーは、超短時間での照射が可能で、

さらに、ダメージが少なくなります。

 

当院のホクロの治療は平らなものはQスイッチレーザーのみで治療し、

隆起のものは、ウルトラパルス炭酸ガスレーザーとQスイッチレーザーで治療しています。

 

 

◆ ほくろ除去 ◆

 

ほくろが気になる貴方へ 医療でほくろ除去

2017.01.14

ツツイ美容外科院長がお届けしています。

院長 筒井 康文

医療法人
ツツイ美容外科院長筒井 康文

国立佐賀大学(旧佐賀医科大学)医学部卒業。名古屋掖済会病院の救命救急の現場で研修後、大手美容外科にて美容外科治療を修得。昭和63年8月、大阪心斎橋に開業。現在、大阪ミナミにある美容外科では1番の老舗。平成23年5月、大丸心斎橋店そばに移転し現在に至る。多くの患者様の診療を通して、見た目の変化により自信を持って前向きに生きる手助けができていることを実感。患者様の心に寄り添い、医療としての美容外科・美容皮膚科を目指します。

医療法人ツツイ美容外科院長筒井 康文

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