第6回目も元気にお送りしています!
前回「シミ治療 徹底解説①」でお話しきれなかった
・脂漏性角化症
・肝斑
・ADM
上記内容についてご紹介しておりますので是非動画「シミ治療 徹底解説②」もご覧ください。
まず、前回の復習も兼ねて「レーザーとフォト治療器の違い」についてお話しております。
大きな違いは波長です。レーザーは1つの種類の波長に対し、フォト治療は何種類の波長を束ねて光を出します。他にも照射時間の違いについてご紹介しております。それぞれ機械に特徴がありますので、シミの状態に合わせて使い分けたり、組み合わせて治療することでよりよい治療結果が期待できます。コンビネーション治療の症例もご用意しましたのでご紹介致します。
◆ホクロとシミ治療
この方はホクロの治療でウルトラパルスCO2レーザーを使用し、シミの治療でI2PLという光治療を行いました。※現在I2PLは診療終了し、新しくステラM22(フォトフェイシャル)を導入しております。
6回後の写真を見ていただくと、肌のトーンも明るくなりキメも細かく改善されているのでわかりますでしょうか。他にもそばかす治療の症例もご紹介しております。
脂漏性角化症はシミの一種ですが、普通のシミと異なる点は盛り上がりがあることです。色は茶色から黒っぽいことが多いです。治療法はコンビネーション治療のウルトラパルス炭酸ガスレーザーと色素と除去するレーザーを使用しますが、状態によってはウルトラパルス炭酸ガスレーザーのみの場合もあります。炭酸ガスレーザーで盛り上がりを削り、色素を除去するQスイッチレーザーやピコレーザーを使用して治療する流れになります。
脂漏性角化症の症例をご紹介しております。
かなり綺麗に改善されているのがわかりますね。
ADM(後天性真皮メラノサイト―シス)は原因は不明で、20歳前後に発生します。特徴としては、普通のシミより深い層の真皮層に、色素を作る細胞と色素沈着が見られます。そしてそばかすより大きな色素斑で左右対称にできます。肝斑と合併していることもよくあります。
浅い層のシミ・そばかすはフォト治療のステラM22でも改善効果が期待できますが、ハッキリとしたADMの場合は、フォト治療では改善がなかなか難しいのでレーザーを使用しエネルギーの強い照射方法で治療します。
ADMの症例紹介をしています。この方はまだうっすら残っていますが治療前と比較するとかなり改善されています。
気になる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。肝斑は治療の難しい、やっかいなシミです。
治療方法は、基本的に内服薬(トラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンE)を服用していただくことになります。他には、レーザー治療や外用薬、更に新しく導入したポテンツァで治療をします。
ポテンツァでの治療に私自身、すごく期待しております。従来と治療のアプローチ方法が異なります。
動画で詳しくご説明しておりますので気になる方はぜひご覧ください。
肝斑の症例紹介をしています。一般的に女性の方が多いですが、男性でも肝斑の症状は見受けられます。
また口周囲にでる方もいらっしゃいます。
現在ポテンツァのモニター募集しております。詳しくはコチラをご覧になって頂ければと思います。
皆様のご応募お待ちしております。
次回は第7回「何が違うの?医療レーザー脱毛」、脱毛についてです。
医療脱毛とエステ脱毛の違い、意外に知られていないリスクなどもご説明させて頂いておりますので
是非ご覧くださいませ。
2022.09.20
ツツイ美容外科院長がお届けしています。
医療法人
ツツイ美容外科院長筒井 康文
国立佐賀大学(旧佐賀医科大学)医学部卒業。名古屋掖済会病院の救命救急の現場で研修後、大手美容外科にて美容外科治療を修得。昭和63年8月、大阪心斎橋に開業。現在、大阪ミナミにある美容外科では1番の老舗。平成23年5月、大丸心斎橋店そばに移転し現在に至る。多くの患者様の診療を通して、見た目の変化により自信を持って前向きに生きる手助けができていることを実感。患者様の心に寄り添い、医療としての美容外科・美容皮膚科を目指します。
医療法人ツツイ美容外科院長筒井 康文